2007年 08月 31日
ラビットアイ?
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はい。ラビットアイです。
は?
兎の眼?
それは灰谷健次郎さんの作品です。
小学校の時に読んで、大人になっても時々読みます。教育に関心のある方はお薦めの本です。
ボケはその辺でやめて。(ボケではなく、その本はいい本なのですが、本題に)
以前のブログでお話したのですが、私たちの圃場では、ハイブッシュ種(細かく言えば、ノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系があります)とラビットアイ種という品種のブルーベリーを栽培しています。他にはローブッシュ種などがあります。ビルベリーというものもブルーベリーの仲間です。
ハイブッシュ種というものは、私たちの圃場では6月末から7月末ごろまでつみ取ります。これは、Highland のBushということで、比較的冷涼な場所での栽培が向いているとされています。
一方、ラビットアイ種というものは、私たちの圃場では7月末から9月中旬までつみ取ります。これは比較的温かい土地でも栽培可能な品種です。
ご質問が多かったので、ブログに載せますね。
「どうしてラビットアイっていうの?」
はい。それは、実が結実してから熟すまでの間、緑から一端赤色に変わり、それから紫色に変わるからなのです。他の種類ではこのようなことはなく、緑→紫と変わります。
ですから、赤い実は兎の眼のようだから、ラビットアイ、というそうです。この名前を付けた方、言葉へのセンスが有るんじゃないかな、と思うことがあります。
レッドアイという名前じゃなくてよかったー。ちなみに、圃場のある宇陀市室生区の近く(三重との県境近いのです)に、赤目四十八滝で有名な赤目という素敵な場所がありますが。
このラビットアイ種、赤い状態になっているとき、なんとなく実たちがこっちを見ているんじゃないかな、凝視してるよな、と思うことがあります…(コレ、結構怖いときがある)。
私たちは、ラビットアイ種は主に、ティフブルー、ブルーシャワー、ウッダード、ホームベルの4種を植えています。生食にお渡しするのは主にティフブルーになります。
おのおの、味の違いがあります。(人によって感想は違うと思います。あえて私のイメージをお話しすると…)
ティフブルーは、果皮の張りと甘さ、酸味と少しの渋みがあります。(渋みは普通は気づきにくいと思います)果皮の張りで口に入れたときにプチッとした音が楽しめます。そして、甘さ・酸味が楽しめます。渋みはその味の立体感を作ってくれるときに役立っていると思います。言い方は変ですが、他の3品種に比べて一番都会的な味と思います。あっさりさっぱり。すっきり。べたっとした甘さで無いのでお勧めです。
ブルーシャワーは、大きくて甘い。甘味がメインで言い方が悪いですが平坦な味。
ウッダードは、甘さと共に香りが楽しめると思います。香りは口に含んだときに、鼻へ空気がそぉーっと抜けていくときに感じられると思います。
いずれの品種も、味や香り、食感を楽しんで頂けると思います。品種を固めて食べるのもヨシ、違う品種同士を口に含んで食べるのもヨシ、です。
(次年度はお楽しみ企画を準備しています)
というわけで、みなさん、お手元に届いたときは、ちょっと食べながらじっくり味わってみてください。普段あまりしないことですが、じっくりと味わうと、また違う感じ方が出来るかも知れません。聞き酒じゃなくて、聞きブルーベリーをしてください。そして、またご感想をお待ちしております。
と、言うわけで、他のブルーベリーの圃場と比べて、非常に収穫期が長いのです…。
あと数週間の収穫があります。がんばりまーす。実は野菜ソムリエのMs.BBより。
追伸:「なんでMs.BBなん?」という質問をもらいましたので…ご回答を。
A クリスティーの名探偵ポアロに、Ms.レモンって出てきますよね。あれをもじりました。だからといって、Ms.レモンと姿形が似ているわけでは有りませんが…。
は?
兎の眼?
それは灰谷健次郎さんの作品です。
小学校の時に読んで、大人になっても時々読みます。教育に関心のある方はお薦めの本です。
ボケはその辺でやめて。(ボケではなく、その本はいい本なのですが、本題に)
以前のブログでお話したのですが、私たちの圃場では、ハイブッシュ種(細かく言えば、ノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系があります)とラビットアイ種という品種のブルーベリーを栽培しています。他にはローブッシュ種などがあります。ビルベリーというものもブルーベリーの仲間です。
ハイブッシュ種というものは、私たちの圃場では6月末から7月末ごろまでつみ取ります。これは、Highland のBushということで、比較的冷涼な場所での栽培が向いているとされています。
一方、ラビットアイ種というものは、私たちの圃場では7月末から9月中旬までつみ取ります。これは比較的温かい土地でも栽培可能な品種です。
ご質問が多かったので、ブログに載せますね。
「どうしてラビットアイっていうの?」
はい。それは、実が結実してから熟すまでの間、緑から一端赤色に変わり、それから紫色に変わるからなのです。他の種類ではこのようなことはなく、緑→紫と変わります。
ですから、赤い実は兎の眼のようだから、ラビットアイ、というそうです。この名前を付けた方、言葉へのセンスが有るんじゃないかな、と思うことがあります。
レッドアイという名前じゃなくてよかったー。ちなみに、圃場のある宇陀市室生区の近く(三重との県境近いのです)に、赤目四十八滝で有名な赤目という素敵な場所がありますが。
このラビットアイ種、赤い状態になっているとき、なんとなく実たちがこっちを見ているんじゃないかな、凝視してるよな、と思うことがあります…(コレ、結構怖いときがある)。
私たちは、ラビットアイ種は主に、ティフブルー、ブルーシャワー、ウッダード、ホームベルの4種を植えています。生食にお渡しするのは主にティフブルーになります。
おのおの、味の違いがあります。(人によって感想は違うと思います。あえて私のイメージをお話しすると…)
ティフブルーは、果皮の張りと甘さ、酸味と少しの渋みがあります。(渋みは普通は気づきにくいと思います)果皮の張りで口に入れたときにプチッとした音が楽しめます。そして、甘さ・酸味が楽しめます。渋みはその味の立体感を作ってくれるときに役立っていると思います。言い方は変ですが、他の3品種に比べて一番都会的な味と思います。あっさりさっぱり。すっきり。べたっとした甘さで無いのでお勧めです。
ブルーシャワーは、大きくて甘い。甘味がメインで言い方が悪いですが平坦な味。
ウッダードは、甘さと共に香りが楽しめると思います。香りは口に含んだときに、鼻へ空気がそぉーっと抜けていくときに感じられると思います。
いずれの品種も、味や香り、食感を楽しんで頂けると思います。品種を固めて食べるのもヨシ、違う品種同士を口に含んで食べるのもヨシ、です。
(次年度はお楽しみ企画を準備しています)
というわけで、みなさん、お手元に届いたときは、ちょっと食べながらじっくり味わってみてください。普段あまりしないことですが、じっくりと味わうと、また違う感じ方が出来るかも知れません。聞き酒じゃなくて、聞きブルーベリーをしてください。そして、またご感想をお待ちしております。
と、言うわけで、他のブルーベリーの圃場と比べて、非常に収穫期が長いのです…。
あと数週間の収穫があります。がんばりまーす。実は野菜ソムリエのMs.BBより。
追伸:「なんでMs.BBなん?」という質問をもらいましたので…ご回答を。
A クリスティーの名探偵ポアロに、Ms.レモンって出てきますよね。あれをもじりました。だからといって、Ms.レモンと姿形が似ているわけでは有りませんが…。
by fukudafarm2002
| 2007-08-31 02:30
| ブルーベリー